犬のしつけ、アニマルコミュニケーション、アニマルコミュニケーター育成、犬のきもち

2018/01/27

TNR活動。耳が切れてないとこうなる、の巻。

前回ブログの続き。

 

3匹の猫のTNRを依頼され、エサやりのおばあちゃんの家の庭での捕獲でした。
このおばあちゃん、少し認知症ぎみらしく、言うことが二転三転します。
でも、犬も猫が大好きなので協力してくれます。

 
市役所に何回も電話をかけて、家にご飯を食べにくる猫のことを心配していました。
でも、落ち着いて順序立てて話すことができず、市役所さんも保留していた案件でした。
私の顔に「情報プリーズ!」と書いてあったのかも(笑

 

 

やっと聴きだした3匹が捕獲対象ということになりました。

ご飯を食べにくる時間に捕獲器を設置。

 

 

少し待つと、来たのは茶トラの子。
1才くらいの姉妹のうちの一匹。

 

 

私たちは陰に隠れて待機、カシャンと捕獲器が閉まり成功。
輸送部長の兄のジープで病院へ。

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と思ったらもう一匹登場。サビ猫です。
この子はたまにしか来ないとエサやりさんが言っていたけど?
でも、いいタイミングで来てくれたので不妊手術を受けてもらおうということに。
耳も切れてないし。

 

 

すぐにもう一台の捕獲器を設置、捕獲成功!

ところがこの子、手術済みだったのが麻酔後に発覚、耳だけさくらカットしてもらいました。

 
片方の耳をV字にカットしておくと手術済みなのが一目瞭然なので、今回のようなことを未然に防ぐことができます。

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耳の形が桜の花びらのようになるのでさくらカット、さくら耳の猫をさくら猫と呼んでいます。

麻酔が効いている時にカットするので痛くありません。
「手術して耳をカットするなんてかわいそう」と言われたことがありますが、私はそうは思いません。

 

 

不妊手術をしなければ家がない野良猫がどんどん増えます。
野良猫は、その日のご飯にありつける保証もない、暖かい寝床もありません。
いつケンカに巻き込まれるかわからずぐっすり寝ることもできません。
気温40度の夏も、雪が降る真冬もずっと外での生活。

 
辛い思いをしなければならない野良猫を増やさないために、今考えられる最善の方法がTNRです。

全国で私たちのようなボランティアがTNR活動をしています。
ほんの少しずつの成果だけど、やらないよりやった方が絶対にいいと信じています。

 

 

 

手術を受けた茶トラちゃんとサビ猫ちゃんは次の日、無事リリース。

次は初めに捕獲器に入った茶トラの姉妹と、そのお母さん?が予定していた捕獲対象です。

 

 

数日後、暗くなってから捕獲器を設置、さっそくお母さん猫登場。

この子はすごーく慎重で、捕獲器にセッティングしたカニカマの匂いを外から嗅いで回るも中に入らず。

 

 

寒いけど、根気よく待っていたらようやく捕獲器に入った!

と思ってらすぐ外へ。

 

 

じーっと待って、入った!

と思ってもすぐ外へ。

 

 

それでも待って今だ!とやっと紐を引きました。
捕獲器に紐をつけて、捕獲器の扉が閉まるようにしておいたんです。

 
そしたらあれ?紐引いても何かおかしい。
あんれー!と見ると猫はいないで捕獲器がひっくり返ってました(+o+)

 
扉が閉まる瞬間に逃げて扉だけがしまり、ひっくり返ってしまったみたい。

一同しょぼーんとその日は終了。(T_T)

 

 

 

次は金曜日にセットしようと決めてエサやりさんに連絡。

 

 

そしたら水曜日にエサやりさんから、先にリリースした茶トラの姉妹の子の様子がおかしいと電話あり。

後ろ足を怪我したみたいで地面に足を付けない状態。

でも水曜日はいつもの動物病院が休みなので様子を見ていてくださいと言い、木曜日に急きょ現場へ。

 
エサやりさん宅前の犬小屋の中でうずくまっていました。(今は猫用)

人間が近寄っても受けない様子。

 

 

どうしようかね~と言っていたら兄が車から皮手袋を持ってきました。

そう、手で捕まえよう作戦です。

 

 

犬小屋の前に捕獲器を置き、すぐに扉を閉められるよう捕獲部長が待機、
犬小屋を斜めにして入口まで猫がすべってきたところをすかさず手で捕まえて捕獲器へ。

 
成功!!!

 

猫がうずくまっていたので、まあるくなった状態で動かないようにしていました。
この時私は邪魔にならないように離れた場所で見守っていました。

ふたりに任せた方がいいからです。人数が多ければいいって場面ばかりじゃないですからね。

 

 

いやでもね、これは男の人がいてほんとよかった。

猫も必死だろうから相当力入ってただろうと思います。

 
猫を傷つけないように注意しないとだし、ぜーったいに逃がすわけにいかないし兄もプレッシャー感じただろうな。

皮手袋していても引っかかれるかもしれないし。

 

 

うちの兄、やるじゃーん!

 

 

なんて言う間もなくカバーで覆ってあげて即、兄のジープで病院へ。

 

 

「あの子の状態によっては病院から電話くるって。だからおまえの番号書いといたからさ。」と兄からの電話。

 

「えー!あたし?なんでよ~」と私。

 

「だって代表だろ?笑」と兄(*_*)
どよ~ン。

 

いい知らせカモン!

 

長くなったので今日はここまで。
おいおいなんだよ、いいとこでCMのやり方じゃん。(ゴメンナサイツカレマチタ)

 

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最後に我が家の序列を。

フカフカの上に犬と猫、床の上に人間。

 

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