犬のしつけ、アニマルコミュニケーション、アニマルコミュニケーター育成、犬のきもち

毎年成人の日は振袖の着付けをしております。

 

30年前に身に付けた着付け師範の技術を忘れないために一年に一度、着付け師をやっております。

 

 

数回お稽古をして最近の流行りを踏まえ励んでいるのですよ。

しばらく着付けをしないと身体が忘れちゃうから。

 

毎年同じ着物レンタル会社のお仕事です。

 

今日の着付け会場では去年の2倍の新成人の予約を入れたと聞いてオバちゃんの体力やいかに？！

 

無事に終わりました。

 

 

7〜8人は覚えているものの、結局何人着付けたんでしょうw

 

モダンな帯ですね。

 

着付け終わって「いってらっしゃいませ(=^・^=)」と言った次の瞬間、「はい、空きました！」と手を挙げて次のお嬢様のお着付けに入ります。

 

長じゅばんに襟芯を入れ、着物に伊達襟を付けて、紐や伊達締めを揃えて「はい脱いで！」笑

 

 

ヘアメイクを終えて着付けの準備待ちの方がずらっと座ってこちらを向いてるんだもの、少々焦ります。

 

 

 

お昼近くになったら「この方、超特急でお願いします！20分しかありません！」

 

午後1時からのお式に電車で行くにはあと20分で着付け会場を出ないといけないらしく…。

 

前担当、後ろ担当の二人かかりでばっちり20分以内で着付けました！やれやれ。。。

 

 

そしたらまた超特急お嬢様がいらっしゃいまして超特急で着付けました。ハ～。

 

 

100人近くの方のヘアメイク、着付けですから混乱するのもわかるんだけど臨機応変、柔軟な対応をおねげーしますよ。

 

予約の順番があるし順番抜かしにクレームが出る恐れもあるしでレンタル会社さんも大変です。

 

 

着付け師も技術は人それぞれ、着終わったあとで気に入らないからと戻ってきて全部脱いで初めから着付け直した方も数名。

 

私と仲間は尻拭いの方で、全部脱がせて着付けなおして笑顔でお帰りいただきました。

 

女の子にとって成人式は一生に一度、大事な日です。

 

ご両親揃ってあたふたしているご家族をお見受けしますとこちらも笑顔に。

 

あのご両親が大事に大事に育てたお嬢さんなんだろうな、とおばあちゃんの気分になっちゃいます。

 

 

「この着物、おばあちゃんが買ってくれたんです」って聞くと、おばあちゃんに喜んでもらおうと気合が入り、気合が入りすぎて頭混乱。笑

 

みんなに幸せになってほしいと願う着付けのおばちゃんです。

 

 

着付け師も3時起きで頑張りました。

できたらもっと長い時間着ていてほしいけどお式が終わったら脱いじゃうお嬢さん多い…。

 

夜まで着ていても着崩れないように着付けてあるんだけど(T_T)

 

 

まあ何ですな、一生に一度の晴れ舞台でお写真もいっぱい撮ったであろう記念の日のお手伝いができる幸せなお仕事です。

 

仕事と言っても労働に対するお給料は比例しないのですがね。

 

 

朝早くて寒くて疲れるのに何故毎年やるのか？！

 

 

結局は着物が好きだから♡

 

着物に関わっていたいから。

 

「ありがとうございます！」って喜んでもらえるし。

 

 

好きなことはお金にならなくてもずーっと続くものです。

 

結婚式場とかで働きたいと思ったこともありますが、なにせ子育てが大変だったのでやめました。

 

でも、着物着たいなと思ったらすぐ自分で着れるし人に着せてもあげられるってとっても便利で幸せ。

 

 

また来年も一年に一度、着付けのおばちゃんやるんでしょうね(=^・^=)